第3章-2《帰ってきた、魔獣城》

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お城の中庭に入ったとき ガゼル様の姿が小さくなって 人型に戻った… わたし レジーナ・ムー 「ジャンヌダルクって…本当の姿を 見せてくれませんでしたけど… クティノス様は見たことあります?」 人型のクティノス様に肩車されながら お城の出入り口でおろされた。 クティノス・エンペラー (幻魔獣王ガゼル) 「あるぞ、予告状が出たと 世間で騒がれてたとき興味本意でな…」 わたし レジーナ・ムー 「ど、どうだったんです?」 わたしはクティノス様を見上げた。 クティノス・エンペラー (幻魔獣王ガゼル) 「蝙蝠瞳(バットアイズ)をばっちり片手に あの屋敷の上から自慢げに出てきた… あれはダークエルフだったな。」 ダーク…エルフ…… わたし レジーナ・ムー 「そ、それって… もしかして、いけめんの…」 クティノス・エンペラー (幻魔獣王ガゼル) 「頼むから、あいつに興味を持つな! 連れ去られでもしたら… 俺の気が狂ってしまう!」 クティノス様に正面から 強く抱き締められたっ わたし レジーナ・ムー 「わわっ…だ、大丈夫ですよ… ここまではさすがに来ませんでしょうしっ」 クティノス様は盛大にため息をつく…
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