第4章《遊園街(スァーイイドタウン)》

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どれぐらいそうしてたか 分からないけど… ガゼル様の歩行速度が遅くなってきて 顔をあげたらパステルカラーの 賑やかな街が見えていた! 幻魔獣王ガゼル (クティノス・エンペラー) 「ソロソロ、ツクゾ…レジーナ」 わたし レジーナ・ムー 「わあ~!すごいですね!」 ガゼル様の姿が街の出入り口で 小さくなって、人型に戻る クティノス・エンペラー (幻魔獣王ガゼル) 「よし、ついた…! どうだ…面白そうな街だろ?」 クティノス様に肩車されたような 体勢で街中に入り、地面におろされたっ わたし レジーナ・ムー 「確かに、すごく 面白そうな街ですね!」 パステルカラーの街を見回しながら 尻尾を振り回してたけど 所々、ビックリ箱から飛び出しながら 跳ねて歩き回るピエロ達が目にはいって 尻尾の動きが止まってしまって足の間に絡める… クティノス・エンペラー (幻魔獣王ガゼル) 「怖がらなくていいんだぞ、レジーナ… そのボヨヨン、ボヨヨン跳ねてる ピエロ達はこの街の住民… ボックスクラウン族だ、性格は 穏やかで優しい。」 ほえ~! わたし レジーナ・ムー 「そうなんですね!」 わたしはクティノス様を見上げて微笑し 足に絡ませてた尻尾を再び振り回す!
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