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「先輩、俺、もう」
衰える事を知らないらしい元宮は、僕の腰を掴んで力強く穿つ。
「あ、あ、やあっイクっイクっ」
「イって下さい、先輩のイク顔見せて」
「やあん、そこ…凄い! 元宮っイっちゃう!」
「ハア、あああっ!」
ドクンと最奥に熱い飛沫が吐き出され、僕はそれにも感じて白濁を吐露した。荒い息を吐きながら、元宮は僕を抱き締める。
「好きです。先輩」
「はあ、はあ…」
僕は答える代わりに唇にキスをしたんだ。
僕達は朝方まで愛し合い、手を繋いだまま車に戻ると、美樹茜と山田直哉が怯えまくっていた。
「色っぽい声が聴こえたと思ったら、泣き声がして、怖くて車まで戻って来たんだよ?」
「あんた達聴いてないの!? 私怖かったんだからね! こんな朝方までよく居られたわね!?」
2人が不思議がっている前で僕は、頬を染める。
「う~んちょっと…でも泣き声…へえ」
知りませんみたいな顔で誤魔化す隣で、元宮はひとり真っ赤になって、明後日の方向を向いていた。
end
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