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俺にだって秘密はある
だよな、荒川。
急にこんな所連れて来られて驚くよな。
ウサギ風のコスチュームを着た人が俺の元へとピョンピョン跳ねながらやってくる。
「二名様ぴょん?ラストオーダーになりますがよろしいでぴょんか?」
「はい。」
「ご案内しますピョン」
と連れてこられた席はカップルシートで二人用のブランコになっていた。
「マジかよ…」
荒川の様子を伺う。
口が開いたままだった。
「座れそう?」
「う、うん…」
と言いながらも少しふらつく荒川。
ゆっくりブランコに座らせると俺もその隣に座る。
荒川にオーダーを聞いたけど任せるって一言返ってきただけだった。
ウサギ風のコスチュームを着た人がオーダーを聞きにきたので俺は言う。
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