光と光

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同じクラスじゃ無かったから女の子か、男の子か分からなかったけど、廊下でよく騒いでるから、すぐに光くんは見つけられた。 つい、つい気になって、目で追ってしまう。 光くんの周りにはいつも誰かがいて、楽しそうに笑っている。 私にはとてもキラキラ輝いて見えて、あそこに入れたら楽しそうだなって、いつもそう思う。 「(ひかり)〜、ごめんね!随分、待ったよね」 「大丈夫よ。香奈ちゃん、もういいの?」 私、鈴木 (ひかり)。 特に取り柄もない、夢見がちなごくごく普通の高校一年生。
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