足踏みミシン

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家に古い足踏みミシンがあります。 荷物に埋もれ、もう何年も使っていなかったのですが、ふと母が使えるかなと言いだしたので試してみることに。 足踏みミシンはその名の通り、足でペダルを踏むことで車輪が動き、繋がったベルトで本体に動力を伝える仕組みになっています。使用しない時は本体は台の中に収納出来るようになっていて、小さな机のような状態になります。 で、この本体を使う時にはベルトを車輪につけ、仕舞う時にはベルトを外さなくてはならないのですが、これを忘れて本体を仕舞ってしまい、ベルトが切れてしまいました。 「うわ、やっちゃった」と思い、何とか修復出来ないかと思ったのですが、長い年月で皮製のベルトは乾燥し、どうしようもない状態でした。 困ったときのYouTube、ということで、調べてみるとありました、「ベルト交換」の動画。 早速ネットで新しいベルトを購入。ベルトは皮製で、片方に取り付け用の針がついています。 古いベルトと同じか、実際にミシンに取りつけてみて長さを確認し、針がついていない方をカット、千枚通しで穴を開け(これが結構大変)、本体に取りつけてから針を穴に通してペンチで締めます。 ベルトは伸びてくるので、きつめの方がいいと説明書にも書いてありました。 不器用な私でもなんとか、取りつけが出来ました。 ミシン本体はメタリックで重い。 それでも丁寧に作られた古いもののよさというか、レトロな色味やフォルムの曲線に独特の美しさを感じます。 上糸の調節に苦戦中ですが、折角ベルトも新調したことですし、私もちょっと使ってみようかなとおもっています。 NHKで「ソーイング ビー(だったかな?)」というイギリスの番組を放送しています。 年齢も性別もバラバラ、裁縫好きのメンバーが腕を競い合うのですが、結構面白いです。 ブラウスやベスト、リメイク、ドレスなど様々な課題を与えられ、時間内に作るという、見てる方は楽しいですが、やってる方は大変だろうなぁと。 司会者の女性と出場者達の軽快な会話も面白くて、時間と戦いながら奮闘する姿は応援したくなります。 課題毎に二人の審査員が評価をするのですが、その批評が厳しい! 柄が合っているか、モデルにフィットしているか、結い目は美しいか、左右対称か、シワはないか等々。型紙指定の作品は正確さが、リメイクにはアイディアが求められます。 三つの課題が終わる度に一人、或いは二人が脱落していくのですが、今残っているのは女性三人、男性四人。 男性の方が多いんですよね。 前回は「スーツのリメイク」の途中で終わったので、続きが楽しみです。
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