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元旦の朝、我が家はお雑煮ではじまります。
お雑煮と言えば、地方や家によって使う餅の形や入れる具の種類も様々ですよね。
我が家のお雑煮は本当にシンプルで、具は丸餅と葱だけ、清ましの出しと醤油で煮て、花鰹をたっぷり入れるというもの。
なので「ケンミンショー」とかで、他の家のお雑煮を見た時は、「家ってシンプルすぎない!?」と驚きました。
2日、3日は箱根駅伝を見ます。
ここ数年、新しい大学の出場が増えましたよね。その分、常連校が予選落ちしているということでもありますが。
青学が優勝した時の驚きは鮮烈でした。
今年の往路は「東京国際大」と「国学院大」が健闘し、「筑波大」は二十数年ぶりの出場とのこと。
復路も頑張って欲しいです。
昔は「駅伝て何が面白いんだろう?」と思っていました。
ハマった切っ掛けはテレビで、とても月並みな言葉ですが「駅伝にはドラマがある」と感じたのです。
マラソンとは違い、襷(たすき)を繋ぐ駅伝は、1人でも走ることを止めればゴール出来ません。
復路では一位通過から一定時間が経つと代わりの襷を掛けて次のランナーが走り出さなければならない。だからこそ皆、一秒でも早く、一歩でも先を目指して懸命に走る。
意識朦朧となりながらも決して自らは足を止めず、自分に触るなというように両手を左右に払いながら走り続ける選手、それを抱き止めて宥める監督の姿、制限時間ギリギリで襷を繋げず、ゴールした直後泣き崩れるランナーの姿。
努力するのは当たり前、それでも報われるとは限らない。四年間を駅伝に費やしても、出場すら出来ない学校だってある。
昨年末の「NHK紅白」でユーミンが「ノーサイド」という曲を歌っていました。
「ノーサイド」はラグビーで「試合終了」の意味です。
歌詞の中に「何をゴールに決めて 何を犠牲にしたの 誰も知らず」という部分があって、ラグビーワールドカップのために努力し続けた日本テームの姿と重なって、何だか泣きそうになりました。
(ユーミンの曲って、語りかけてくるような歌詞に、ぐっと胸を打たれます)
「誰も知らず」努力し続けた彼等を、今年も応援したいと思います。
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