龍角散

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「ゴホンと言えば龍角散」のCMでお馴染みの「龍角散」ですが、つい最近まで飲んだことはありませんでした。 年末に風邪をひいてしまい、咳が長びいていたので、ネットで「速効性のある市販の咳止め」を索引して「龍角散ダイレクト」を買いました。 スティックタイプのミント味で、水なしで飲みやすく、持ち運びも簡単。 飲み切って、まだスッキリしなかったので、追加で買いにいきました。 友人との待ち合わせ前に慌てて買ったもので、帰ってよく見たら普通の「龍角散」でした。 丸いアルミ缶にプラスチックのスプーンがついていて、中に白い粉が入っています。 小指の先位の量を水なしで飲むのですが、これが何とも言えない味。 正直、不味い! 「良薬は口に苦し」と言いますが、本当に不味かったです。 で、少し調べてみました。 「龍角散」は約200年前に、東北地方の武家である佐竹藩(現在の秋田県)の御殿医により、藩薬として作られたのがはじまりだそう。何度か改良され、藩制度が廃止された後、一般薬として販売されたそうです。 ロングセラーの薬なんですね。 そんな歴史を知ってから改めて見ると、レトロな缶のパッケージがお洒落に見えてくるから不思議です。 その「不味さ」も慣れてくると平気になりました。 でも、次買う時は「龍角散ダイレクト」にしようと思います。
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