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訳アリで現在休職中の私(コロナじゃありません)、2月に入ってから病院と美容院以外、外に出ていませんでした。
持病持ちなもので、コロナは勿論、インフルエンザに罹患しても重症化するので、「絶対にかからないで下さい」と掛かり付けの医者から脅されています(笑)。
今日は買い物があり久々に外に出たのですが、太陽の光を浴びながら外の空気に触れるだけで、気持ちが明るくなりました。
先日、TVで「体内時計を整えると免疫力が上がる」と言っていました。
内容は、
①決まった時間に起床する
②起床したらすぐ、太陽の光を浴びる
③朝食を食べる
④午後はなるべく活動的に動く
⑤入浴は寝る一時間半前
③番しか出来てない…………
で、取り敢えず①、②については気をつけてやってみています。
確かに、朝起きて太陽の光を浴びるととても気持ちがいい。
「春眠暁を覚えず」といいます。
「春はぐっすり眠れるものだから、夜が明けたのに気づかず、つい朝寝坊をしてしまう」という意味。
本当に、この季節は寝心地がよくて、布団から出たくない。
この言葉は「春暁(しゅんぎょう)」という漢詩の一節です。
『春眠暁を覚えず
処処啼鳥(しょしょていちょう)を聞く
夜来風雨(やらいふうう)の声
花落つること知る多少(たしょう)』
(春はぐっすり眠れるものだから、夜が明けたのに気づかず、つい朝寝坊をしてしまう。小鳥のさえずりが、あちこちから聞こえる。ゆうべは雨と風の音がすごかった。春の花は、どれくらい散ってしまっただろうか)
綺麗な詩ですよね。
「花」と言えば日本の和歌なら桜を指しますが、中国の漢詩では牡丹の花を指すことが多いそうです。
作者は「孟浩然(もうこうねん)」といい、李白の先輩にあたる詩人です。出世欲がうすく、自然を愛した。
「朝廷」の言葉が示すとおり、昔の中国では政治は早朝から午前中にかけて行うものでした。優雅に朝寝坊を貪ることが出来る彼は、出世より、自由を選んだのでしょう。
今年は春の訪れも早そうなので、桜も早く咲くでしょう。
連日、コロナ感染のニュースで鬱々としている日々、早く終息し、桜の季節を皆で楽しめることを願っています。
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