何て事のない話

訃報

志村けんさんが亡くなりました。
コロナ感染のニュースには驚きましたが、きっとよくなると信じて疑いませんでした。
訃報を聞いた時には、ショックと言うより「信じられない」という気持ちの方が強かったです。

ドリフで育った時代の方は勿論、大人も、若者も、子供達も、「志村けん」という人を知らない日本人は、ほぼいないでしょう。
世代を越えてこんなにも愛された芸人さんはきっといないし、これからも現れることはないと思います。

訃報は日本のみならず、海外でも報道されました。
多くの芸能人がコメントを出し、出身地の東村山市に設けられた献花台には、多くの花束が供えられています。
本当に、多くの人から愛され、多くの人を育てた人だったんだなと思います。

有名人の訃報は何度も見てきたけれど、こんなにも悲しいと思ったことはありません。
入院したその日に意識がなくなり、人工呼吸器をつけ、そのまま目を覚ますことなく亡くなりました。家族とも面会出来ないまま。
多くの人に笑いを届けた志村けんさん、こんな風に亡くなるべき人ではなかったのに。

顔を見ることも出来ないまま、遺体は火葬場へ運ばれるそうです。
お兄さんのコメントを聴いて、本当に胸が痛みました。
コロナで亡くなった方の遺族の多くが、同じような悲しみや、痛みを味わった筈です。

これ以上の負の連鎖を断ち切るために、今出来ることを考え、行動しなければならないと強く思いました。

志村けんさんのご冥福を祈るとともに、これまで亡くなった人々の死を無駄にしない選択をする社会であることを、切に願います。