何て事のない話

朝顔

今年は長梅雨でしたね。
特に一昨日の夜は雨が激しくて、折角の朝顔が項垂れるように萎れていて可哀想でした。
ホームセンターで一目惚れをして買った朝顔の苗は、濃紺に白い筋が入ったもので、小雨の中でも毎朝見事に咲いて、湿った心を和ませてくれます。

本当なら、２４日は東京オリンピックの開会式の日だったんですね。１年前は、その日が来ることを疑いもしていませんでした。
コロナで自粛をはじめてから既に５ヶ月、「当たり前だった日常」はまだ戻って来ません。

感染者が激増する中、４連休と共に「GO　TO キャンペーン」が始まりました。
「都民は対象外」、「キャンセル料は返却しない」→「キャンセル料は返却」と開始直前に方針が二転三転し、気の毒だなあと思うのは旅行会社の方々や、宿泊施設の方々です。
旅行会社はキャンセルの手続きでかなりの手間をかけなければなりませんし、宿泊施設は対象になるための登録申請がキャンペーンとほぼ同時に始まるという状態。
私も事務職だったので、こういう手続きがいかに大変で時間を取られるか、お客さんからのクレーム対応を含め、とても神経を削られる作業であることも予想出来ます。
私がその立場なら「冗談だよねー」と叫んでいるでしょう。
勿論、感染者が増えたので「東京除外」は妥当な選択だと思いますが、色々準備不足で、「見切り発車」的な感じが拭えません。

「どういう意図を持って」、「どういう効果を見込んで」、「感染者が増えた場合どうするのか」、もっと明確に訴えて、発信して欲しい。
日本には「察する」という言葉がありますが、政治家には説明責任があり、国民を納得させる「言葉」が必要だと思います。
間違えたらそこから引き返す勇気と、「間違っていた」と言える潔さも。