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トバリ6
ゆっくりでいい。
キミがボクと言葉を交わすことで、少しずつ憶えていけばいいのだから。
それじゃあ、もう少しミルクティーを飲みたまえ。喉を潤し、心を満たしていこう。
……美味しい?
そう、それは嬉しい限りだ。
お勧めの茶葉であることもそうだが、そうしてキミが言葉を紡いでくれることが何よりも嬉しいよ。
嗚呼、そうだ。
甘いものは好きかな。ちょうどチョコレートがあってね。紅茶にもあうと思うんだ。
洋酒が苦手なら言うと良い。それ以外を見繕ってあげよう。
え?洋酒入りのチョコで酔わないか気にしているのかい。仕事に差し障るからって?
ふふ、面白いことを言うんだね。
どちらも、もう気にする必要なんてないんだよ。だからほら、キミの欲望そのままに……食べたい物を強請りなさい。
自分にまで遠慮をするだなんて、とても勿体ないことをしているよ。
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