第十章 未来への卒業

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 だから、いいだろう?  伊織の右手が駿の性器を嬲り、隠微な腰つきが蕾を苛める。 「い、おり、さまぁ……」 「伊織さん、だろう? 間違えたな」  ペナルティだ、と伊織は先端を駿の中心に捻じ込んだ。 「んぁあ! や、だ、ダメッ!」  がくがくと、膝が震える。  体を支えようと駿はバスルームの壁に手を付いたが、それこそ伊織の思うつぼだった。 「駿、一言でいい。今の私に贈る言葉を言ってくれ」  伊織さん。  僕、伊織さんが卒業すると寂しいです。  辛いです、悲しいです。  でも……。 「ご卒業おめでとうございます、伊織さん」 「ありがとう、駿」
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