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第一章 金曜日の少年・誕生
御影 駿(みかげ しゅん)は、スクールカーストの底辺にいる。
体は小さく痩せており、成績も振るわない。
芸術に秀でることもなく、スポーツも全くダメだった。
そんな駿なので、よくいじめの標的にもなった。
クラスのαは完全に彼を馬鹿にして、無視した。
βは使い走りに利用し、暴力でいたぶった。
Ωは、駿がそうやって不幸を一身に背負っているため、自分へといじめの目が向かないことに安堵していた。
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