地獄の一日

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地獄の一日

25日月曜日。 私はとてつもなく足取りが重いです。 金曜日以来だからです。 だって…みんなにバレたんですよ? 自分の大きな大きな秘密が。 みんなは口止めはされているものの… なにか言ってないかな。大丈夫かな。 ってめっちゃ考えてたんです! そんなこんなで学校に来てしまったのです が、もうこの時点で一つ嫌なことが。 「…。」 教室に入った途端に男子の視線が集まってきたんです〜! いやいや女子みたいに話してればいいの! 「ったく…。」 思わずそう言ってしまいました。 せっせと支度を終わらせて宿題を出すとすぐに友達の美怜ちゃんの所に行った。 「みっちゃーん、おはよ。今日5時間ラッキーじゃない?遊べる?4時まで」 「おはよー美結ちゃん。私今日塾で…」 「あーっそっか。私もどっちにしろ佐鳴なんだけどね…あは。」 お互いやっぱり6年になると忙しいのか… いつでも暇な葵ちゃんはどうだろ。 「葵ちゃんおはよう!今日4時まで遊べる?」 「美結おはよ。今日?あーっおかんと出かけるとこあって」 「そ、そっか。」 相変わらずお母さんをおかんって呼んでる。 まあ人それぞれですよね、呼び方って! そのまま5時間目、給食も過ぎて昼休みの頃。いつも通りとはちょっと違う…。 「あーっ委員会終わったー」 そう、今週の委員会当番は私達なのです! 私は保険委員会で全校のトイレのトイレットペーパー、水道の石けんを補充している。 こうして全校を回ると昼休みなんか終わっちゃう。 朝以外は大丈夫。でも地獄な一日でした。
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