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ルーンが目を覚ますとそこはきれいなお花がたくさんあるところでした。
一度も見たことないところです。
ルーンの知らない“そとのせかい”なのでしょうか?
「どうしたんだい?ルーン」
横から声がします、レンさんの声です。
どうやら、ルーンが気を失っている間にレンさんがここにつれて来てくれたようです。
「レンさん、ここはどこなの?」
ルーンはレンさんに聞きました。
「ここは君の言う、“そとのせかい”の野原って所だよ。
前に話した、お花がきれいなところだよ。」
ルーンは驚きました。
「ここが“そとのせかい”?
すごい!きれいなところだね!」
ルーンはとても大喜びでした。
レンさんもそんなルーンを見て、とても嬉しそうです。
ふっと、何かに気づいたかのようにレンさんがいいました。
「おっと、そろそろボスネコが来る時間だ。早く集まらないと怒られるな……」
“ぼすねこ”
ルーンがレンさんに教えてもらった言葉です。
「“ぼすねこ”?レンさん、今から何かあるの?」
ルーンの言葉にレンさんは、頷きました。
「仲間たちとの集まりなんだ。
―――どうだい、キミも来るかい?」
レンさんの仲間たち……いったいどんな仲間なのでしょう。
ルーンはわくわくしながら、「もちろん!」と元気に答えました。
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