だんだん遠く。

1/1

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

だんだん遠く。

そして、お母さんは私が今まで見たことない顔をするようになった。 まさとさんといるときだけ、いつものお母さんじゃなかった。 例えるなら、向日葵のような笑顔じゃなく 薔薇のような綺麗な笑顔だったり、 遊びに行っても一緒にはしゃぐことはせず静かに微笑んでたり。 違和感を感じてたけど、それがなんなのか分からなかった。 それからしばらくして まさとさんと一緒に暮らすようになった。 お母さんは私とお話するより まさとさんとお話しする方が好きみたいだった。 私はお母さんのいちばんじゃなくなったのかな。 私のこと嫌いになったのかな。 ねぇ、お母さん。 私、なにか悪いことした? なんでまさとさんばっかり、。 私のこと1番大好きって言ってたのに。 お母さんの嘘つき。 そんなお母さんなんて        いらない
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加