第二章 舞踏会のシンデレラ

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彼の唇が・・・ 舌が誘惑するように動いた ヨシノは高まる期待に胸を震わせながら 目を閉じ彼がどこにいてどこに触れようとしているのか感覚を研ぎ澄ませた 真っ白なシーツの上に漆黒の ヨシノの髪が扇のように広がった まるで絵画のように美しかった ヨシノの要望で仕方がなく 部屋の明かりを消したが 月明かりがヨシノの肌を銀色に照らし 唇と乳首は濃いピンクに染まっていた まるで幻想の世界に引き込まれたかのようだった ヨシノにキスすると彼女も熱心に 返してきた 互いに勝るとも劣らずお互いを求めていた 彼女を攻めているうちに 外の世界が徐々に消え細部が曖昧になった トオルは朦朧とした意識の中で 避妊具を素早く装着し彼女の中に 深く自分を埋め込もうとした・・・・・・ ・・・・・・その瞬間 体が硬直した 「・・・・君は?・・・」 ヨシノがすがるような目で 見つめてくる 「ええ・・・・そうよ・・・・ でも あなたがそのまましてくれたら 私は処女じゃなくなるわ・・・・ 」 それを聞いた途端 驚くほど熱く危険な欲望が燃え上がり あまりにも求める気持ちが強くなった ヨシノは大きく脚を開き懇願した ここで止められたら死んでしまうと ばかりに彼にしがみついた 「お願い・・・トオル・・」 「力を抜いて・・・・ 」 「トオル!トオル!」 「力を抜くんだ 愛しい人・・・・・ でないと僕も痛い・・・ 」 .:*゚..        .:*゚.. 「あっ・・・・・・」     .:*゚.. 「・・・・・・・・」 「・・・・・・・・」 ハァ・・ 「ほら・・・・ ひとつになった・・・」 .:*゚..:。:. .:*゚:.。: .:*゚..:。:. .  :*゚:.。:
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