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「嫌がってるようには見えねぇけど?ケツ揺れてるよ?奏ちゃん?」
「あっ、もぉ、無理っ……」
何でいつもこいつは乳首ばかり触るのかと奏はうんざりする。森岡とこういうことをするようになって、いつの間にか乳首も性感帯となってしまった。
「奏、ケツ上げろ。ズボン下ろせよ」
「っ、ん……」
少し腰を浮かせてズボンを躊躇いなく下ろす。森岡の目の前に奏の尻が突き出され、森岡のピューッという口笛の音が響いた。
こんなことをしているのは奏の本意ではない。怖くて逃げられないのが実情だった。
森岡の指がゆっくり奏の中に突き立てられ、中をぐちゅぐちゅとかき混ぜる。
「もういいか。入れるぞ、ほら」
奏は息を詰めた。この瞬間は恐怖でしかない。相応の重量を持った熱の塊は奏にとって最早凶器だった。
森岡はそんな奏の気持ちなどお構いなしにずんっと猛ったものを突き入れる。
「ひっ……!あ、ああぁっ」
「なぁ、奏、気持ちいか?んん?」
ずんずんと下から突き上げられる衝撃に声が漏れるが、快感よりも圧倒的に苦しさの方が勝っていた。
「あ、ああっ、ああぁっ」
奏は悲鳴にも似た声を上げる。
(もうこんなの、やめたい……。もう、いやだ!!)
森岡が満足して自身を抜き取る頃、奏は既に疲れ果て、心身共に疲労困憊の状態だった。だが今日こそは。奏はどうしても森岡に伝えたい事があった。
「奏~、今日も良かったぞ。また頼むわ~」
そう言い残して教室を出ようとする森岡を呼び止めた。
「ま、待ってください!」
「あ?なに?したりねー?」
「そうじゃなくて……、俺こういうの……、もう……」
「は?」
「やめたい……です」
奏はシャツの前をかき集めてぎゅっと握る。
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