第9章 凶悪犯罪者の一日

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第9章 凶悪犯罪者の一日

凶悪犯罪者赤阪の一日は早い朝8時には起床して出かける準備をする。 最上階のマンションから地下駐車場に行き自分の車が悪戯されていないかチェックする。 乗らないのに高級車を購入した理由はたんなる見栄だ、セダンの高級車でアルミホイールも20インチでポリマー加工をしていて黒のつやつやで耐熱シートも8パーセントでナンバーは8888。 更にウーファーやデッドニング処理を行い音響関連も一流のスピーカを搭載して改造費用だけで400万円は使っている。 そして車が無事な事を確認すると車には乗らず徒歩にて自身が経営する店の一つであるパチンコ屋GOLDに向かう。 自慢の車に乗らないのは自宅からGOLDに徒歩で行ける距離だからだ。 そして店員が端然(ちゃんと)稼働しているしているかを確認する。 パチンコ台やスロット台ではなく先ず人間が正常に動いてるかチェックするのだ。 そして店は開店し店長の佐藤が客の動きに不正が無いかモニタリングする、そんな佐藤をオーナーである赤阪が更にチェックする、店長が客と結託して不正を行うケースも多いからだ。 勿論佐藤の事は信用もしているし信頼もしているがこれもオーナーの仕事なのだ。 後はホルコン《ホールコンピュータ》で当たり台をチェックする。 赤阪の思考は店としては体感器具などを禁止しているが別にそれで当らなければ不正はして貰っても構わない方針だ。 しかしそれをして一円でも儲けようとする人間がいれば容赦はしない。 後は酔っている客は遊戯出来ないのでそういう客は常連客だろうと丁重に追い返す そしてホルコンで異常発生、人気アニメスロットでARTが継続してメダルの払い出しが1000枚突破している、別に珍しい現象ではないが最近神奈川を中心としたゴト集団が暗躍している。 赤阪「佐藤98番台を遡ってチェックだ」 そして数分後... 佐藤「ショートゴトですね筐体に穴を空けドア中継基盤のチップをショートさせサブ基盤にコマンドを送る手法です恐らく放置したら無限にART《アシストリプレイタイム》は継続するでしょう」 赤阪「佐野!ホールへの入店を許可する。対象の組織を特定した後始末しろ」 佐野「ういっっす!」 佐野はホールにいる対象の客へ接触し警察も立ち入れない極秘の部屋へ連れて行く。 佐野「あんたショートゴトっすね!所属と拠点の住所を言うっすよ!」 男「俺は何もしていないし知らない」 佐野はアイスピックで両足を刺し動けなくする。 男「イデーーーーーーーーーーヨーーーー!!!」 男「わ、わかった俺は一之瀬会に所属している。住所は...」 佐野「良く喋ってくれたっすね!!有難う御座います」 佐野は近くに置いてあるチェーンソーの紐を引っ張りエンジンを掛ける 男「おい何するんだ?俺は脚を怪我させられたんだぞ訴えるぞ」 佐野「プハハハハ超ウケルこれから死ぬのに何言ってんすか?」 チェーンソーで首を切断しようとすると男は手でカバーするも腕ごとチェーンソーで斬られる。 「ギュイーンギリギリギリギリギリ」 男「ギャーーーッ痛い痛い!ゴボッゴボッ」 首は綺麗に切断された。 切断された胴体から音が聞こえる 「ヒューヒュー」 佐野は渋谷に電話する。 佐野「ちわっす!!渋谷さん遺体の処理をお願いします腕も斬り落として出血が酷いんす店に血痕を残さない様に処理して欲しいっす!!」 渋谷「了解だよ、にしても佐野君、君も大変だねぇ首切り係何てさ」 佐野「別に慣れっすよもう何十人も殺ってますから俺パクられたら死刑っすかね?」 渋谷「大丈夫だよ罪なら赤阪が全部背負ってくれるから。君は脅されてやらされているだけなんだ。問題ないよ!」 佐野「だといいんすけどね!!じゃあ頼みましたよ!!」 佐野「全く殺すのにチェーンソー何て今時古過ぎっしょ後始末が大変だっつーの。」 そして佐野は赤阪に報告に行く。 佐野「オーナー奴は一之瀬会のメンバーで本拠地は此処にメモしてあります」 赤阪「良くやったこれでゴト集団を一網打尽に出来るぞ!」 赤阪は警部補で恋人の1人である美礼に電話をする。 赤阪「ゴト集団の住所が判明したこれからいう住所に強制捜査を入れてくれ」 美礼「わかったよ」 赤阪「にしても慌しいのは久し振りだな!!じゃあ佐藤!!夜また来るからな」 そして赤阪は自身の経営するカフェへと向かう。 赤阪「やぁカイリ店は忙しいかぁ?」 カイリ「今日は平日だから暇だよ」 赤坂は店内にいる客で気になる客を見つけた。 赤阪「にしてもあの客何時も来てるし何時でもいるなあれは学生か?彼奴(あいつ)がオーダーしたメニューは」 カイリ「アイスコーヒーのショートさ大体6時間位勉強してるね」 赤阪「たった310円で6時間も!!!これカイリはどう思う??」 カイリ「まぁ僕としては店員だから何時間居様(いよう)と構わないさただ混雑している時にもいるから他のお客さんからしたら迷惑だね」 赤阪「海斗はどう思う?」 海斗「迷惑な話さ食器が片付かないし普通6時間も居座るか?迷惑極まりないんだよ」 赤阪「お前等がそう言うなら」 赤阪は始末屋に連絡した、全国で行方不明者は沢山いるが大抵がこの始末屋に完全犯罪で遺体が見つからない様に始末されているのだ。 赤阪「赤阪だまた一件始末を頼むまだ学生だがうちのカフェで勉強している!!簡単には殺すな生きたまま拷問してバラバラにしろ遺体は神奈川のゴミ捨て場辺りで構わない」 今の神奈川県警は美礼が所長の愛人となり牛耳っている、赤坂はバラバラ遺体が見つかっても捜査しないよう警察を制御しているのだ。 暫くするとその少年は黒いスーツを着た男達に連れ去られ拷問を受け殺される事になる。 恐らく少年は殺される前に真実や同義を唱えるだろうだが何も知らされず聞かされず苦しみを受けて消されるのだ。 赤阪に罪悪感は多少ある、人間に対する命の価値観は歩いているときに虫を踏みつけ殺してもあっ申し訳ないなと思うそれ位の罪悪感だ要は大概の人間は虫と同様しかし赤阪でも決して(おご)りは無い、自分の葬式で泣く奴は一人もいないだろうと自覚もしている。 赤阪「カイリに海斗あの少年には丁重にお断りしてきたからもう来る事は無いよ」 カイリ「そうかいそれは助かるよ」 海斗「迷惑な客には来て欲しくないからな」 赤阪「じゃあ二人共後は頼んだよ!」 迎え来る時間だ、赤坂はこれから自身が経営するホストクラブとキャバクラを視察しに行くのだ。 駅前に高級車であるマイバッハが停車している、運転手が後ろのドアを開け赤阪が乗り込む。 赤阪グループの中でも大きな売上げとなっているホストクラブに到着した。現在夜の20時だ赤坂は2階にある赤阪だけの為のVIPルームで客席全体を見渡せる通称神の椅子に座る、そしてタバコをくわえると速攻でアテンドしている店長が火を点ける。 赤阪「最近シャンパンタワーの回数が少ないぞブスでも婆でも男でもいい!!一円でも多く使わせろ!!」 シャンパンタワーとはシャンパングラスをピラミッド状に積み上げ一番上のグラスからシャンパンを注ぎ徐々に溢れて下まで流れ落ちる様子を見せる結婚式だと新郎新婦が最初のシャンパンを注ぐが此処はホストクラブでは50万円から100万円でシャンパンタワーが購入出来シャンパンコールがホスト達が行い盛り上げる。 購入した女性は特別待遇を受ける事になる。 店長「承知しております」
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