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第3章 修羅場
そしてレイリとの野球観戦デートの日がやってきた。
赤坂はハイエースで駅前ロータリーまでやって来てレイリを迎える。
レイリの今日のファッションは白のビッグシャツにショーパンにスポサンだ
白、ブラウン、グレイでカラーは大人っぽさを最大にキープ晩夏に相応しいコーデだ。
レイリ「この車って店長の車何ですか?」
赤坂「会社の車さ。まぁ俺の私物と化しているけどな」
レイリ「店長っていくつ何ですか年齢不詳って感じがしますけど」
赤坂「俺の年齢は34だもう駐車場に着く!お前野球生で見た事ある?ルールは知ってる?」
レイリ「テレビで甲子園見るからルール位は知ってますよ」
赤坂「なら大丈夫だ今日は臨場感のある外野席にしよう」
レイリ「店長は野球好き何ですか?」
赤坂「昔一寸やっててな今は見る方が好きだ地元が横浜だから浜横を応援しているだから今日はライトスタンドに入るからな」
そして浜横スタジアムで島広対浜横の外野指定席チケットを買った。
そして球場に入る。
レイリ「凄い人一杯いますねーライブみたいな感じですよね」
グラウンドでは練習が終わり浜横独自の応援歌が歌われる。
レイリ「何ですか皆してゾンビみたいに手を伸ばして」
赤坂「これが浜横独自の応援歌のスタイルだあんまし格好良くないよな俺はファンだけど応援はあんまりカッコいいとは思えない」
レイリ「この外野席からですと電光掲示板が見えないですよね」
赤坂「ボールカウント位だったらあそこのバックネット裏の上に表示されているだろう、球速とかは流石にわからないが」
試合は開始するも初回に4点もとられて野次が酷いビールの入った紙カップが後ろから飛んで来る。
グラウンドに投げようとしているらしいが当然届く筈が無く。
赤坂は諸にビールが浴びせられた、これは想定内で持って来たタオルで拭く。
レイリ「あの島広カーブの応援何ですか?立ったり座ったりしてますよね」
赤坂「あれは島広名別のスクワット応援だ迫力あるだろ12球団でも島広だけだぜあんな事やってるのは」
と其処にレイリにビールの入った紙カップが投げつけられビショビショになる。
赤坂「レイリこのタオル使って良いよ俺は一寸注意してくる」
赤坂は先刻からマナーの悪い客が居る事を知っていた最上段の立ち見席で酔っ払った変なおっさんがいる。
赤坂「おい!おっさんテメーの所為で俺と俺の連れのシャツがビショビショだぜ弁償しろ3万出せ」
赤坂は咄嗟に恐喝行為にでてしまった、このおっさんにしてみれば3万円赤坂に支払った法がお得な気がする。
おっさん「うっせんだよてめーは誰だコラぶっ殺すぞ誰がテメーみてーなのに金はらうんじゃボケが」
赤坂はポケットからアイスピックを出しおっさんの腹を滅多刺しにする
おっさん「いでーよーだすけでくでよーー」
赤坂「んじゃ目も見えなくしてやるか」
赤坂はアイスピックで両目を刺した、最後に倒れたおっさんの頭を蹴りつけて戻っていく。
おっさん「目が見えねーよー誰か、誰か助けてくれーー!!死んでしでしまううううう!!」
赤坂は出来れば出血多量かなんかで死んで欲しいなと思っていた。
この一部始終は皆バッターが浜横の四番号筒な為誰も見ていないおっさんは声を出して助けてくれと叫んでいるも誰も気がつかない。
この選手はFA取得しメジャーへ移籍濃厚な為見納めで見に来ている人が多い平日なのに立ち見がいるのがその証拠だ。
赤坂「レイリお待たせ」
レイリ「大丈夫だった?トラブルにはなってないですよねぇ?」
赤坂「あー問題ないさあーでもアイスピックって便利だなカッターみたいに切れたら最便利なのに使い方がパターン化しちゃうんだよなー」
レイリ「えっ!?なに?何かしかたんですか?」
赤坂「あー何でもない何でもない忘れて頂戴」
そして試合終了。
救急車が来て人が運ばれて行く。
レイリ「救急車来てるよ物騒だねでも野球って楽しかったですよ」
赤坂「なーレイリ俺の女にならないか?」
レイリ「店長それ告白ですか?」
赤坂「あーそうだお前みたいな可愛い女は他にいない店で一番可愛いと俺は思ってる」
レイリ「私も店長の事ずっと気になってたから良いよでも外見だけで判断されているのかー内面も見て欲しいな」
赤坂「もう一緒に仕事してるんだ真面目な所や責任感のあるお前の内面も端然見てるんだよ」
レイリ「それは嬉しいかもですね」
赤坂「一寸前にいた彼氏より俺の方が気になるか?」
レイリ「うん!全然店長の方が良い」
赤坂「なら良かった次はライブがあるんだけど一緒に行こうパニックマンってアーティスト10月3日何だけど」
レイリ「それ超好き!ってか良くチケット取れたね絶対空けるから大丈夫ですよ」
赤坂「レイリ二人の時はその中途半端な敬語は使わなくて良いからタメ語ではなしてくれ」
レイリ「うん分かった」
こうして赤坂に彼女が出来た、人間嫌いの赤坂も18歳の時バンドをやっており其処で知り合ったファンの子と交際していた事もあるが赤坂の異常性に気付いて去って行った、それに対して赤坂は失恋したとは思っていない、相手が勝手に寄って来て勝手に去って行ったのだから、しかし今回は違う、最初一目見た時からレイリの事は気になっていた、一目惚れた、でなきゃ野球デートなんか誘わない。
そして数日後店は開店して時間は21時店の外の3人組が来て店の前で騒いでいる。
加藤「店長でて来いやーこらー」
山崎「ぶっ殺してやんよー」
谷川「店潰すぞー」
赤坂は2階の窓から見ていたあの男確かレイリの元彼、多分彼奴等半グレ集団だ。
確かにレイリは元彼は悪い人間なんだというような事を言っていた。
赤坂は前に少々痛めつけてやっただけで感謝しろってのが本音だ、あの時は営業妨害になるから追い返しただけで今回の赤坂は本当に頭に来ている、この感情は久し振りだ。
赤坂は渋谷に電話する。
赤坂「渋谷!!神月組の人間を何人か店に回してくれねーか?半グレのガキ共が騒いでやがる大至急な!!」
渋谷「あぁ分かったが警察沙汰は避けてくれよ、トラブルになるとあの店が神月組のもんだとバレちゃうからね」
すると数分で黒のベンツS600が3台程店の前に到着した。
スーツの男数人が加藤、山崎、谷川を取り囲む
そして赤坂も出て行く。
赤坂「お前等何処の半グレのモンだ」
加藤「俺は港連合会のもんだよ!!」
赤坂「ならリーダーの白川知ってるよな?白川は俺の舎弟みたいなもんなんだよそれの下っ端が俺を怒らせたって事はどうなるか分かってるんだろうな?」
加藤「白川さんの知り合い何すか?」
赤坂は黒いスーツの男達に話をすると加藤は手錠を掛けられ口はハンカチをつめられ声が出せない状態にしロープで簀巻きにしてベンツのトランクにつめこんで一言残りの二人に告げる
赤坂「お前等二人はこの場所で待て必ずだ」
そして車は大黒埠頭の倉庫で赤坂は男に話しかける。
赤坂「お前はレイリと肉体関係があったのかそうなら頷け」
加藤は頷いた。
赤坂「お前は処刑だこの殺し方は俺も始めてでなぁ試して見たかったんだよ特別に声を出せる様にしてやる、此処は誰も来ないしチェーンソーの音の方がうるさいしな」
赤坂はチェーンソーの紐を引きエンジンを掛ける
「ギュイーーーーーーーーーーーーーーーンンンンンンン」
赤坂「チェーンソーで首を斬ったらどの位の時間が掛かるのか気になるよな?俺は一瞬だと思ってるが」
加藤「たっ助けてくれーーーーーーーーーーーーーー殺される!!!!」
加藤「ウギャーーーーーーーーーーーッ!!!」
「ギュイーーーーーンバリバリバリ」
赤坂「お前首の骨が太いな割とスムーズにいかないぞ」
チェーンソーが半分くらいの所まで首は斬れたが其処で止まってしまう
加藤「ゲボゲボゲボゲボゲボゲ」
しかし赤坂は力任せに一気に首を斬り落とした。
赤坂「意外と人間の首って上部に出来てるんだなぁ半分首が切れた状態ってどんな気分なんだろう、気になる所だが恐怖を与えた事には違いない」
そして胴体を海に捨て首だけ持って帰る。
そして山崎と谷川は見る事になる加藤の生首を。
赤坂は生首を山崎に渡した。
赤坂「お前達良く俺の言う通り此処で待ってた褒美にお土産をやろう出来立てホヤホヤだぞ、チキンで言うと揚げたてってやつだ」
赤坂はそう言って生首を山崎という男に渡した。
山崎「ヒッヒィーーーーーー」
赤坂「なんでそんなに怯えるんだ?こいつはお前等のダチ公だろそれがただの首になっただけで怯える何てこいつに失礼だろ、こいつは痛い思いまでして生首になったんだからな」
谷川「助けて下さい俺達だけは」
店からレイリが出てきたゴミ捨てだ、そして元彼の加藤の生首を目撃してしまう。
レイリ「キャーーーーーーーッ!!!!」
赤坂「レイリは店から出ないで危ないから」
赤坂はレイリが店に入った事を確認すると。
赤坂「テメーらの名前は知らねぇ首を持ってる奴お前はそうなりたくなけらばおまわりん所行ってその首を切って胴体は大黒埠頭の海に捨てたと言え」
山崎「はっはい!!」
赤坂「お前此方こい」
谷川「はっはい」
赤坂は谷川が近づいてくるなりポケットから出したアイスピックで腹を滅多刺しにした。
「ギャーーーーーーー助けてクレーーー」
赤坂「お前悲鳴を上げたら殺すからな自分達だけ助かろう何て事言うからこうなるんだよ目も潰そう」
アイスピックで両目を潰す
赤坂「いいかお前等俺の言った通りにしないと殺すからな!!早く消えろ俺の気が変わらないうちに」
赤坂「あっ言い忘れてたけど首はチェーンソーで斬り落としたんだからお前等警察にはそう言っておけよ、大丈夫一人殺した位じゃ死刑になんねーケド死刑になったら残念賞って事でヨロシク!」
赤坂は店に入るなりレイリに声を掛けた。
赤坂「怖い人達はもう消えたよもう大丈夫だから」
赤坂からとても穏やかで優しい声で囁いた。
レイリ「店長は悪い事に絡んでないですよね?」
赤坂「俺がそんな悪そうな奴に見えるか?」
レイリ「み、見えるよ!でも信じてるから」
赤坂「失礼だなぁこの店はホワイト企業だよ裏社会とは一切関わりの無い会社だからね」
赤坂は当然の様に嘘をつく、しかし自分が人間の首を斬り落とした何て言ったらレイリにふられてしまう、ただそれだけがいやだった。
赤坂は今回チェーンソーを使ったが感想は最コンパクトな携帯チェーンソーみたいな物が欲しいと思った。
あの首を斬り落とす時に見せた絶望的な表情は快感だ、そして半分まで斬った時の早く殺してくれ的な表情もまた愉快と赤坂は思った。
赤坂は人に恐怖を与える手段を知っている今まで動いていた人間が急に生首状態にすれば仲間は恐怖して従順になる。
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