第5章 警察の取調べ

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第5章 警察の取調べ

赤坂の顔は整形で最早見る影もなくなっていたが10人以上殺した悪魔のマスクだけは取り除けなかった。 苗字を変えたのであれば顔が変形しないとおかしいと踏んだのだ、この世に赤坂登という人間はもう存在しない、存在したとしてもそれは赤の他人であり大量殺人犯の赤坂ではない。 レイリ「店長何でそんなに整形したの?」 赤坂「まぁ気分を変えたくてね、それにそんなに原型を変えるほどいじってはない心算(つもり)なんだけどな」 レイリ「未だに店長の名前知らないんだけど何て言うの」 赤坂「俺は伊藤、伊藤登って言うんだよ今後も引き続き店長と呼んでくれて構わないからね」 そして店はまだ19時の開店前その女性は突然やって来た。 「コンコン」 赤坂「どうぞ」 警視庁特別捜査隊の警部美礼です。 今回は任意ですが事情聴取に来ました。 赤坂「レイリはまだ出勤して来ないな、では20時迄は問題ないですよ」 赤坂「何か聞きたい事があるんですか?」 美礼『失礼ですが貴方(あなた)は赤坂登さんですか? 赤坂「違いますよ伊藤登です、赤坂何て苗字じゃありませんよ名前は一緒ですけどね」 美礼「何か証明できる物は?」 赤坂「運転免許証でいいですか?」 美礼は入念にチェックしたしかし変わった事はない。 美礼「確認は取れました以上で終了とさせて頂きます」 赤坂「何か変わった所でも?問題がありましたか?」 美礼「いいえ不審な点は見当たりませんでしたので私はこれで失礼させて頂きます」 赤坂「そうですか。どうもご苦労様です」 赤坂は期限が悪かったイライラを発散しようと何時ものパチンコ屋に入るといかにもヤンキーでスロットに負けた顔の男性と肩がぶつかる。 男「いてーじゃねーかこりゃ骨折してるぜ治療費よこしな!死にたくなかったらな!!」 赤坂「おいクズ!!それって若しかして俺に言ってるのかい?この俺様をだれだと思ってるんだ!この一般人がっ!!」 男「当たり前じゃねーか他に誰がいるんだよ」 赤坂「君骨折してるんだよね?それでこのガタイの良い俺と喧嘩出来るの?」 男「片腕だけで殺ってやるよ」 赤坂「威勢がいいねぇ何か良い事でもあったのかい?いやその顔はパチンコで負けた顔だなそれは」 男が殴りかかるも赤坂は淡白(あっさり)かわし得意のアイスピックで腹を滅多刺し。 男「うぐぅ!!命だけは助けてくれ!!」 赤坂「あぁ良いさ命だけは助けてやろう」 すると赤坂はアイスピックで男の両目を潰した。 男「アギャーーーー前が見えない」 赤坂「それにしてもアイスピックは便利だな目を潰せるのは証拠を消すのと同義だこの馬鹿は一生目が見えないんだからくっくっくっ」 赤坂「お前運が良かったな殺されなくて目が見えなくなるのは俺なら苦痛で自殺するけどどうせお前はそれでも生きるんだろ?憐れな生き物だな」 其処に渋谷から携帯に着信が入る。 赤坂「どうした?」 渋谷「ビッグニュースだよ戦場ヶ原組が若頭就任式をやるらしい場所は組長の豪邸だ前日から窓を全て外して広大な庭から全員で押しかけられる状態となるらしい君がその指揮してくれないか?成功したら関東一帯は神月組の物だ!報酬に君の店の近くのパチンコ屋あげるよ君はパチ屋の店長も兼任するんだ。」 赤坂「内通者を侵入する事は出来るか?前日で構わないそれが出来なければ正直難しいぞ戦場ヶ原組と言ったら可也厄介な所じゃないか」 渋谷「ああ、前日なら内通者として二人送り込む事が出来るだから何としても成功させてくれよ」 赤坂「なら問題はない前日の出来るだけ遅い時間に内通者に会場をガソリン塗れにしろ芳香剤も大量に用意して匂いを隠せ。そして当日は20名程の人数と古典的だが火矢を千本用意し人が集まったら只管打ち込めそうすれば皆殺しだ。一応銃(チャカ)の携帯も忘れるなそれと新しくパチ屋で働かせる美女7人揃えてくれ」 渋谷「もうパチ屋の話しかい?気が早いね了解したよじゃあ当日は宜しく頼むよ!」 赤坂「ああ、問題ない」 赤坂は夢の様な話だった以前からパチプロとしては稼げないが裏事情を知っている店舗の経営者としてなら多大なお金を動かせて且つ儲ける事が出来るとしっていたのだ。 自分の夢が半分叶ったような気分だった。 そして当日戦場ヶ原組長邸にて。 戦場ヶ原組長「何だか妙な匂いがしないか、まあ良い始めてくれ」 前原「本日より戦場ヶ原組若頭に就任... 「この匂いトイレの芳香剤の匂い」 「それだけじゃないぞ何か臭うなんなんだこの臭いは」 「こっこの臭いはガソリンだ大量にこの部屋にガソリンがまかれている」 「兎に角この場から離れるんだ組長急いで下さい!」 然し時は既に遅かった、終幕への道のりは十歩位進んでいるのだ。 「敵襲だぁーーーっ」 火矢が20本同時に庭から放たれ会場は大炎上 「熱いっ!!!熱い助けて...く」 「ぎゃーーーーーーーーーーーーっ」 「たっ助けてくれーーーーーーーーー誰でも良いから、熱い、熱いっ!」 阿鼻叫喚の地獄絵図とはこの事だ、その地獄に赤坂は自ら近づいて行く。 大量の人間の肉の焼ける匂いが兎に角凄い好んで近くのは行きたくないが赤坂はそんな修羅場に近付いていく。 前原「お前が...首謀者か.名前は?」 赤坂「お前既に半分燃えているだろうがよ!よく生きているな最後だ俺の名前を教えてやろう俺の名は赤坂だ俺は赤坂登っていうんだよ地獄でその名を叫べ天国と地獄があるならヤクザのお前はどうせお前は地獄行きだからなまー精精祈れや!」 赤坂はそう言って火の点いたオイルライターを前原に投げつけ炎上するも若頭前原は既に死んでいた。 赤坂「今回は大量殺人だったな70~100位かぁ!!これ以上の人間を纏めて殺せと言われたら正直無理な話だな記録更新だまぁ俺は計画しただけで一人も殺しちゃいないからなはっはっはっ」 赤坂はガソリンの特性を理解していた、ガソリンが気化するには30度今の季節で30度は在り得ない。 そして戦後最高の大量殺人を犯した歴史にその名を残すであろう。 悪逆非道と言う言葉があるがそんな言葉すら生ぬるい、大魔王かいやそれも違う。 ホラー映画の殺人鬼だってこんなに纏めて殺人を犯す事はないだろう。 一番近いのがカルト宗教の教祖だ、赤坂は実行はしていない指揮しただけだ、赤坂登は悪の教祖と言えるだろう。 赤坂は渋谷に電話をした。 赤坂「おい渋谷条件はクリアした今日中に俺様がパチ屋の新店長として就任すると伝えろ、そして明日朝8時に美女7人店に連れて来い」 渋谷「これで僕も若頭補佐って訳だいいかい赤坂僕が権力を得る事で君にもメリットがあるんだからねお互い持ちつ持たれつでいこうよ。女の子の件は了解したから」 赤坂「持ちつ持たれつか!悪くない宜しく頼むぞ」 赤坂は閉店時間を見てパチ屋に向かう23時過ぎだ。 それは威風堂々と意気揚々と登場する蟹股歩きでタバコを吹かしならがら、これから自分が神様として君臨するパチンコ屋だ自分以上に偉い存在は無い、当然パチンコなんかやってる馬鹿な客より立場は上だ。 赤坂「おいお前が店長かスタッフ全員呼んで整列させろ至急だ」 店長はインカムを使い閉店したカウンター前に全員集合させる。 赤坂「いいかぁてめぇらぁ」 「ボコーーンボコッボコッ」 全員の前で店長の顔をボコボコにした鼻の形も変わり顔の形も変わっている。 赤坂「今見ただろ無能な店長の顔が変わった様に店もお前等も変えなければならないお客様は神様じゃない神様はこの俺だ先ず旧店長は首だ。その格好で今直ぐ出て行け」 ボコボコにされた店長は恐怖を感じ逃げる様にして出て行った。 店長「ヒッヒィィィイーーーーーーーーーーーー」 赤坂「それと其処の女お前は可愛いから合格だが他の豚女は首ださっさと出て行け」 女「首は1ヶ月前に宣言しないと首に出来ませんよ労働基準局に文句言いますよ」 赤坂「お前は豚扱いされてまだ残りたいのか?変わった奴だなぁじゃあ首は1ヶ月後で良いだろう!どうせシフトは入れてやらないからな!」 女「ならもう良いです辞めます」 豚扱いされた女達は返っていった、首である。 赤坂「良いかお前等直ちにやる事は1パチや5スロの廃止だうちの店は全て等価だあんなちまちま小銭稼ぐ様な店は直ぐ潰れる」 1パチや5スロとは交換率の事で要は安くて長く遊べるが儲かりませんよという事だ。 赤坂「客を見たら馬鹿だと思え養分だと思え、そして心の中で笑ってやれ馬鹿が金使いに来たとな!!但し対応は高級旅館の仲居以上のレベルで対応しろホールに男は一切出るな美女だけで良い!!それで帰るお客には土下座してお礼を言え馬鹿にしてる心算(つもり)でな」 赤坂「この中に釘師はいるか?」 釘師とはパチンコの釘調整が出来る人間だ。 男「俺が釘担当してます」 赤坂「今から全部のパチ台を1000円で15回転以下に設定して来い!!」 男「そんな事したら誰も来なくなりますよ?」 赤坂「いいや来る!!だって客は馬鹿だから!!回るなら必ず来る俺が馬鹿達を来させる」 赤坂「それとスロットの設定は変更禁止で店が軌道に乗るまでオール1だもっと下の設定があるなら俺はそれを使いたいが1が最低だから1を使うサクラを使う時は別だがな」 男「それをやると客が勝てなくて客足は減る一方ですよ」 赤坂「いや客は来させる!!お前今から全台設定1にして来い持っている奴は1でも勝てるんだよそれ位でいいんだ」 赤坂「HPの告知担当は?」 男「俺っす」 赤坂「来週の日曜日に新装開店と告知しろ大袈裟に謳ってくれて構わない」 男「いやでも何処も新装してないじゃないですか?」 赤坂「台の配置換えだけでも十分新装だそれ位で良いんだよ」 男「あの質問何すけど男はホールでないで何やれば良いんですか??」 赤坂「男性は30分毎にトイレ清掃とモニタチェックでゴト対策だ」 そして翌日渋谷が選別した美女7人がパチ屋に朝八時に到着した。 赤坂「良いかお前らの中で二人は店頭で客の呼び込みだ3時間で中と交代する!!スカートは出来るだけ短くしろ帰る客には土下座で対応だ!プライドは捨てろ」 赤坂「キャッチ見たいな事はするなよ!!キャッチの定義は相手方を特定して営業所の客になるよう勧誘する事だ」
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