幼馴染の絹と僕

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幼馴染の絹と僕

でも…その前に…。 夏休みが終わって移動教室。 群馬は赤城山…移動教室〜♪ 朝、6時半に集合! バス2台… 6年1組、6年2組に別れて出発〜♪ 僕はバスのリクエーション係 バスの中は… 動くカラオケボックスっ! そして…クイズ大会っ! 「着いたらすぐに登山だから はしゃぎ過ぎないのよォ!」 担任の先生…渚先生 そう言うけど…楽しすぎ! リクエーション係は、バスの前列 実はね… 僕の好きな子も前列♡ あの子の名前は… 「篠原千絵(しのはらちえ )」 みんなの方向くから、篠原さんの顔が とにかく、よく見える。 けど…ひとり邪魔が… そいつは…幼馴染の女子 「笹野(ささの ) (きぬ )」 篠原さんの隣 「ゆっちぃ♪」 だなんて、僕を呼ぶ。 小さい頃から一緒だ。 正確には幼稚園が一緒で 小学校が違っていたけど 統廃合で僕は転校生となった。 2年生の時に今の学校へ そん時はじめに声掛けてきたのは こいつ…(きぬ ) こいつのおかげで、新しい学校も すぐに馴染んだ恩人なんだよね。 ちなみに…2年生の編入の後 一時、あだ名が 「チュー吉くん」 そうなったのは、絹のせい。 幼稚園の劇遊び会 「ねずみのよめいり」 絹がお嬢様ネズミのチュー子 僕がチュー吉くん 転入して早々挨拶で 「チュー吉くん!」 いきなり叫んだのは…こいつ、絹。 しばらくの間、それでチュー吉。 3091fa43-0959-4692-af8c-460c0a0d6165
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