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こうして戦いの火蓋が切られたのでありました。正直今の前衛の3人は赤鬼と青鬼は時間をかけずにサクサク倒すことができ、私とキジ夫くんは黒鬼でさえも一切の苦戦なしに倒すことができるのであります。
その後、後衛の支えもあり負傷は黒翼くんが打撲をしただけという素晴らしい戦績で太郎以外の鬼を全て斬り倒したのであります。ただ前衛メンバーは体力がかなり削れており油断できない状況とも言えるのであります。
その時、「グウゥゥゥゥゥンン」と空を切り私の首元を横切り太郎くんの右足を1つの弾丸が貫いたのであります。振り向くと、後衛をかき分けピストルを持った小鬼がスタスタと歩いてきたのであります。それから小鬼は何発も装弾、発射を繰り返し徐々に太郎の体を致命傷のところを外しながら撃ち続けているのであります。なにが起こっているのか分からずただ立ち尽くす我々社員。さっきは分からなかったがあの銃弾はおそらく銀の弾丸であります。
[小鬼]
「もう終わりにしようぜ。」
喋った!結構鬼って日本語を喋れるものなのだろうか。
[キジ夫]
「おい、あれなんだよ。」
キジ夫くんがそう言って指を指した先にあったのは巨大な魔法陣のようなものだった。
[???]
「銀鬼、お前結構ボコられててカッコよく不意打ちする気失せたわ。」
そう言って魔法陣から現れたのは漆黒鬼。そう、あの鬼王でありました。
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