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[黒翼]
「石橋さん、行きますよ。」
[温羅]
「ああ、勿論でありますよ。」
私は闇音黒翼。到着時刻は20分と綺麗に4の倍数で到着することが出来た。キジ夫さんは太郎さんを連れてどこかへ、私たちは鬼王と睨み合いを続けています。
[温羅]
「鬼王は『鬼王獄炎砲(おにおうごくえんほう)』と言う触れた相手をこの世だけで無く歴史から消し去るあまりにも非情なチート技を持っているのであります。記憶だけで無く書物などに記載された情報でさえもこの世から消し去る技です。切り札のようなものなので何回も使えるものではありませんが、絶対にそれには当たらないようにして下さいであります。」
私は相槌を打ち、鬼王の心臓にレイピアを突き刺そうと一目散に走り出した。鬼王の前で飛び上がり、胸に飛び込むが空振り。乱れ突きをするとレイピアを掴まれ5メートル程上に投げられた。急いで体勢を変えて、上から漆黒鬼の首目掛けてレイピアを突き刺そうとすると、鬼王は左腕をこちらに掲げ小さな魔法陣を出し、そこから異形の鬼を召喚した。その召喚された時の爆風でさらに私は上空へ吹き飛ばされた。
もう、私にはなにもする余地は与えられなかった。
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