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俺を撥ね飛ばした社員は燃えて骨も残らず消えていった。鬼王は俺を倒したと思い、一瞬の隙を見せる。
そこに俺は空間操作術を使い、鬼王の背後に回り込む。鬼王が後ろに気付き振り向いて来たところを、右手の鬼神双剣で腹を刺し、抵抗してきた右足を左手の鬼神双剣で切り落とし、腹に刺した鬼神双剣を踏み台に跳び、両手で腰につけていた短剣で首を勢いよく突き刺した。
その後、鬼王は起き上がることはなかった。
鬼王を倒した俺の名前は大桃太郎だ。
〜6月18日〜
[雅刀]
「キジ夫は行方不明。2人とも遺体は無いので断言はできないが、恐らくもう亡くなられてると思う。」
[太郎]
「キジ夫さんは俺のせいで行方不明に。てか2人って誰だよ、他に亡くなった人っていた?」
[雅刀]
「なんで2人って言ったんだろうな。もう年か。キジ夫は少なくとも太郎のことは嫌いじゃなかったと思うぞ。このノートはキジ夫が書いた戦闘日誌の3冊目、太郎のことも書かれてるからこれは太郎に渡すよ。」
[太郎]
「ありがとう親父。」
そう言って俺は鬼ヶ島に花束と白いベルと雉の羽をお供えに行った。
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