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一人はthe•おじさんといった雰囲気を醸し出している社長さん。そしてもう一人は......分からない。
[雅刀]
「まあそこの椅子に座りなさい。」
なんだろうこの感覚。実家のような安心感という訳ではないが、なぜかリラックス出来てしまう空気だ。私はゆっくりとクッション性高めの椅子に腰かけた。
[雅刀]
「幹部になる君に重大な仕事を任せたいのだが、その案件はいつもの仕事と比じゃないくらい命に関わるものだ。銀鬼に上司からの許可無しに一人で立ち向かおうとした命知らずの君には、そんな重く考える程のものではないだろうが、これは危険が過ぎる仕事なので完全任意制となっている。」
[黒翼]
「具体的にその内容をお教えください。」
[雅刀]
「近いうちに、早ければ明日鬼の軍勢、もしくはそれに近いものが人間界にやって来るかもしれないのだ。その場合その軍のリーダーが大桃太郎である可能性が高いんだ。キジ夫は銀鬼の魂に操作されているのではないかと言っている。その大戦で前衛で戦ってくれる人を集っているんだ。因みにキジ夫はこの仕事を引き受けると言っていた。どうだ、やってくれるか。」
私も太郎さんが銀鬼に取り込まれた時に立ち会っていたんだ。前衛で戦おう。
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