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「3年って終わって見ればあっという間だけど、今から3年って言うととてつもなく長いよね。それだけの時間が経ったんだなぁ」
この3年の間、すぐ別れてしまったけど私にだって彼氏はいたし、本当は冬馬のこととやかく言える立場でもなかった。
クリニックへ戻るとき、エレベーターで同じフロアにある会社の営業マン横田さんと会った。
この時間に会うのはめずらしい、とは言っても私たちが外で昼食を取るのがめずらしいからかもしれないけど。
「お疲れ様です」
先に乗っていた彼がエレベーターの開くボタンを押して待ってくれている。
お礼を言って乗り込むと「外でランチですか?めずらしいですね」と言われた。
「夜まで待てないガールズトークしてたんです」
ガールズって結衣、私たちいくつだと思ってるのよ…と思いつつ、二人の会話に耳を傾ける。
「楽しそうですね〜今度混ぜてください」
「良いですよ。その代わり女子枠ですからね!」
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