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「じゃあ俺広子ちゃんとして参加します」
「何ですか?広子ちゃんって」
「俺下の名前、広樹って言うんですよ。なので女子会は広子ちゃんとして参加します!広美ちゃんでも良いですけど」
「ぷっ」
思わず吹き出してしまった。
「あら秋元さん、私のことは広子って呼んでちょうだいね」
口調まで女性っぽくなっている。
女性っぽいというかオカマっぽいと言うか。
「横田さんってばやだー!ノリ良すぎ」
「早速なんだけど、今日の夜とかどうかしら?」
「そうですね、今日金曜日だし行きましょ!行きましょ!英玲奈も大丈夫だよね?」
結衣がチラッと私を見る。
目の奥に行くよね?という圧力を感じないでもない。
聞いたことないけど、もし横田さん狙いなら二人きりの方が都合が良いのでは?
「うーん」
昨日あんなことがあったばかりで今日は少し眠たいし、あまり乗り気ではない。
「一杯だけでも!」
横田さんに両手を合わせて言われると、断りづらくて結局行くことになってしまった。
「じゃあちょっとだけ…」
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