空白の3年間

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「じゃあ俺広子ちゃんとして参加します」 「何ですか?広子ちゃんって」 「俺下の名前、広樹(ひろき)って言うんですよ。なので女子会は広子ちゃんとして参加します!広美ちゃんでも良いですけど」 「ぷっ」 思わず吹き出してしまった。 「あら秋元さん、私のことは広子って呼んでちょうだいね」 口調まで女性っぽくなっている。 女性っぽいというかオカマっぽいと言うか。 「横田さんってばやだー!ノリ良すぎ」 「早速なんだけど、今日の夜とかどうかしら?」 「そうですね、今日金曜日だし行きましょ!行きましょ!英玲奈も大丈夫だよね?」 結衣がチラッと私を見る。 目の奥に行くよね?という圧力を感じないでもない。 聞いたことないけど、もし横田さん狙いなら二人きりの方が都合が良いのでは? 「うーん」 昨日あんなことがあったばかりで今日は少し眠たいし、あまり乗り気ではない。 「一杯だけでも!」 横田さんに両手を合わせて言われると、断りづらくて結局行くことになってしまった。 「じゃあちょっとだけ…」
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