1/3
前へ
/3ページ
次へ
朝。 まだ日が昇ったばかりで、冷たい空気が満ちている朝。 ベッドの中に、彼女はいなかった。 病室の窓は大きく開け放たれていて、薄水色のレースのカーテンがゆらゆらと揺れていた。 青年は、彼女の言葉を思い出した。 『天使の梯子を見てみたいの』
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加