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ーお…ろ
ー…きろ
ーお…
私は、誰かに体を揺さぶられた気がした。重いまぶたをゆっくり開けると、そこには、色白で綺麗な青年がいた。
「だ…れ?」
「はぁ、やっと目が覚めましたか。皆さんに報告してくるので、おとなしく待っていてください。あ、でも…」
青年が少し微笑むと、次の瞬間…
「!!??」
「逃げ出そうなんて、考えないでくださいね?」
その青年は、笑顔でそう言った。何より一番恐ろしいのは…
(なんで、刀をつけられてるの!!??)
(しかも着物?)
「あ…あの」
「なんですか?」
「どうして私は、刀をつけられているのでしょうか?」
「あなたは、馬鹿なんですか?」
「え?」
「もういいです。皆さん呼んできますから。」
(なんなの?勝手に刀つけといて…ん?)
「刀!!!???」
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