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「ふざけてんのかぁぁぁあ!!!」
「うわっ。ここに鬼が!!!」
「鬼って誰だぁぁぁあ!!」
「あんただよぉぉぉお!!」
私は、左側の背が小さい青年の後ろに隠れた。
「鬼が…鬼が…」
私は、小さくなって呟いていたら、どこからか笑い声が聞こえた。
「あはは、ははははは!!」
「ごめんごめん、面白くってつい。」
「は、はあ。」
その人は、背が高く優しそうな感じの人だった。
「俺の名前は、原田左之助。10番組組長だよ。よろしくね棚宮さん。」
「はい…よろしくお願いします」
私は突然の自己紹介に驚きながらも返事をした。
「って、お前まで何自己紹介してんだよ!」
「だって全然間者に見えないじゃん。」
「だからってなぁ…」
(そういえばさっきから言ってる「かんじゃ」ってなんだろう?)
私は、背の低い青年にこっそり尋ねた。
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