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ガクガクと大きく震える、俺の体。
後ろだけで軽く達したのに気付いたらしい木内はフッと小さく笑い、俺の頭を優しく撫でた。
「なんだ、もうイっちゃったの?
ここ、そんなに良いんだ?」
溢れ出た涙は軽く舌先で拭われ、その間も休む事なく何度もそこを突かれ、抉られる。
「木内...それ、や...っ!!」
やめて欲しいと必死に訴えたのに、彼は新しい玩具を与えられたばかりの子供のように瞳をキラキラと輝かせ、楽しそうに口元を歪めてそこばかりを狙って突き上げた。
「ハハ...ホントに犬の体、ヤバイ。
ずっと気持ちいいままなのに、全然イかないや。」
言われた言葉に、ゾッとした。
「止めろ、木内っ!
もう、離せ...っ!」
泣きながら頼んでも、木内は全然止めてくれなくて。
それどころか彼は俺の下半身に手を伸ばし、全く萎えないあそこを握って擦り上げた。
「ひっ...!?」
後ろの刺激に翻弄され、そこは全く意識していなかった為、与えられた予想外の快感にもうどうしたら良いのか分からなくて、ただ彼の体にまたしがみついた。
「このまま今度は、前でもイかせてあげるね。」
微笑み、耳元で囁かれて。
...俺はコイツの言葉通り、手の中であっさりイかされてしまった。
体は完全に弛緩し、もう彼に抱き付く事すらも出来ない俺。
「まだ、寝ちゃ駄目だよ。
もっと俺と、遊んでよ?ご主人様。」
まるで糸の切れたマリオネットみたいに動けないでいる俺の中を、また木内の凶器にも似た熱い肉の塊が何度も何度も出入りし、突き上げる。
「いいお顔。可愛いよ、大悟。」
カシャッという音が聞こえ、呆けながらも目線をあげるとそこには、スマホのカメラを俺に向けて微笑む木内の姿。
「はぁっ!?
てめ...何撮ってん...ひっ!?」
動けないながらも無理矢理絞り出した罵声は、さっき初めて知った気持ちイイ場所を抉られると、喘ぎ声へと変わった。
「だって大悟、普段は絶対に写真撮らせてくれないんだもん。」
拗ねたような口調で言われたが、当たり前だ。
自分の眼光鋭過ぎる顔なんて、昔から大っ嫌いだからな。
それにこんな顔面凶器の異名を持つ俺なんかを撮って、一体何が楽しいと言うのか。
「でも今なら、撮れるかなと思って。」
言いながらクスクスと笑い、木内は胸の先端に手を伸ばすと、そこをきゅっと摘まんだ。
その瞬間また変な声が出て、口元がみっともなく緩むのを感じたけれど、こんなの気持ち良すぎてどうすることも出来ない。
「いいね、その表情も。
かーわい...♡
待ち受けにしたいけど、他の人には大悟のこんな顔、絶対に見られたくないしなぁ...。
うーん、どうしよう。」
喘ぎまくる俺を見下ろしたまま、木内は上機嫌で尻尾をブンブンと揺らしながら呟いた。
『どうするもこうするも、ねぇだろうがっ!
今すぐ消せよ、このド変態っ!』
でもそれはやっぱり言葉には出来ず、無慈悲にもカメラはまた俺の方に向けられて。
...もう一度室内に、無機質なシャッター音が響いた。
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