きっかけと出会い、そして

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天蓋の下にいるのもだが、十二、三歳くらいのその少年は髪も肌も綺麗で、着ている服も高級品と見て取れた。そんなティートの問いかけに、ガータが答える。 「第三王子のサイード様だ」 「小さ、い」 「お前に言われても……まあ、上の二人の王子達とは年が離れていることもあり、可愛がられている。今年、勝者への報酬の決定権を任されるくらいにな」 「それは……すごいですね」
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