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蒸し風呂で汗を流しながら、ティートはサムエルとレアンを労った。それに対して、二人が笑って応える。
「ただ、師匠も心配してたけど……観客の圧、すげぇな。どんだけ血が見たいんだか」
「参加者は、怪我をしたくないから降伏してくれますけどね……最後の試合を見る限り、ああやって血を流すのが当たり前なんでしょうね。店長の言う通り、呑まれないように気を付けます」
「流石、女神……闘う前から、想定されていたとは」
「……闘技場を見て、何か呟いてましたから。店長のせ……故郷でも、似たような催しがあるのかもしれませんね」
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