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(確かに……たくさんの人に食べてほしいって言うのなら、それこそ皇太子お墨付きの貰えるのってチャンスよね)
そこまで考えて、ルーベルとティートに目をやると――二人とも微笑みながら、恵理を見守ってくれていた。彼らも、そしてここにいないレアン達も、恵理がどんな答えを出しても受け入れてくれるだろう。二人の笑みを見た瞬間、恵理はそう思えた。
だから恵理も彼らに微笑み返し、ジェラルドに向き直って頭を下げた。
「……申し訳ありません。私はこれからも、ロッコでどんぶり店を続けていきたいと思います」
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