謝罪と約束と

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「殿下、申し訳ありません!」 そんな彼女の言葉と共に、立ち上がったヴェロニカがジェラルドに謝罪し、縦ロールの頭を下げた。 「ヴェロニカ嬢? あなたがそんなに、責任を感じなくても……」 「いえ、そうではありませんわ」 「えっ?」 「……わたくしは、エリ先生が殿下の申し出を断ってくれた時、安堵致しました」
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