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亮太はトナカイ肉(カリブー)の
ディナーセットを食べた。
アラスカの名産品で亮太の好物である。
牛肉に比べると脂肪分が少く
さっぱりとした味だ。
夕食を食べながら亮太はあの宇宙空間を
一瞬で駆け抜ける様な不思議な感覚が
何だったのか考えていた。
(まるで自分の意識が光となって
光速で宇宙空間を駆け抜けたようだった…)
あれこれ考えこんでいると
一人の女性研究員が亮太に話し掛けてきた。
「亮太…どうしたの?何か考え事?」
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