第2章:アヴニール

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亮太はトナカイ肉(カリブー)の ディナーセットを食べた。 アラスカの名産品で亮太の好物である。 牛肉に比べると脂肪分が少く さっぱりとした味だ。 夕食を食べながら亮太はあの宇宙空間を 一瞬で駆け抜ける様な不思議な感覚が 何だったのか考えていた。 (まるで自分の意識が光となって 光速で宇宙空間を駆け抜けたようだった…) あれこれ考えこんでいると 一人の女性研究員が亮太に話し掛けてきた。 「亮太…どうしたの?何か考え事?」
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