第3章:colleagues ~仲間達~

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「そんな…啓祐」 2~3秒経ってからやっと声が出た亮太は その場に崩れ落ちた。 すると 「あっ!ごめんごめん驚かせたね」 何処からか啓祐の声がしたかと思うと 自動販売機の前に啓祐が突然現れた! 身体には傷1つ無く元通りである。 「ワシントン科学博物館で宇宙がテーマの イベントが来月あってね。 これはその時に展示する出し物だよ。 特殊な透明プラスチックを使って ブラックホールに物体が吸い込まれた 状態を再現してみたんだ。」 そう言って啓祐は彼の脇に置いた 彼の身体を(おお)うほど大きくて 透明なプラスチック板の取っ手を (つか)んでみせた。
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