浮気現場を押さえ

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浮気現場を押さえ

カードキーを当て、ゆっくり玄関の戸を開ける。 リビングに続く廊下が長いから、入っても気づかれない。 『……大輝さん、キ、キモチイ。……モット……』 リビングのソファーから、生々しい林葉さんの感じてる声が聞こえて、吐き気がしてくる。 『……もっと感じろ、清美(きよみ)!!』 美羽ちゃんは耳を塞いでた。 ソファーの位置からやってる姿は目に入らない。 でも、やってるのは確かで、2人が脱いだら衣類が床に投げ出されてるのは見えた。 意を決してリビングに入って、2人の前に仁王立ちする。 「……大輝、やっぱり浮気してたんだね!!言い逃れできないよね。やってる現場を押さえてるんだから、結婚について話、進んでないし、別れよう。このマンション、わたし名義でパパに半分お金を出して貰って、モデルで稼いだお金でわたしが購入した。 だから、とっとと服を着て、2人とも出てって!!」 林葉さんは大輝の背後に隠れて震えてる。大輝は表情が固まってた。 下に落ちてる大輝のトランクスを大輝の顔面に投げつけた。 わたしが見ていたら着替えられないと思い、大輝の部屋に入って、ダンボールにスーツと衣類、私物を入れた。 リビングに戻り、着替え終わった大輝の目の前にダンボールを置く。 「タクシー呼ぶから、これを持って、カードキーを置いて直ぐに出てって」 スマホでタクシーを呼ぶ。5分後に到着すると言われたから、大輝と林葉さんを睨みつけて威圧し、部屋から追い出した。
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