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笑顔を作る
小田谷さんは検索した。
「『無理矢理、笑顔を作る』
顔が笑顔だとぉ、脳が楽しいと勘違いするそうですぅ。」
「そんなの効く？」
「試してみて……あっもぅやってますねぇ。」
ライラさんはイーッと歯を見せた。頬の筋肉がピクピク震えてる。
「こう？」引きつった笑顔のライラさん。
「目と眉が怒ったままで怖いですぅ。目も笑いましょぅ。」
目を細くしてみたライラさん。
「…………。」
「どぅですぅ？」
「…………こんなんムナシイだけじゃーー！」
ドスッと壁を殴るライラさん。
「ひぃぃ！」
「私には効かない！」
「イライラの原因のぉ、社長に直接言ったらどぅですかぁ？」
「そうよね。私、社長に言うわ！」
ライラさんが決意したその時、休憩室のドアが開いた。
「騒がしいな、どうした？」社長だ。
「あっ社長！ 今まで言えませんでしたが、社長のせいでムラムラするんです！」
「え？」
「あ……！」
「社長、ライラさんのムラムラどぅにかしてくださぁい。」
「よし、抱いてやるか。」
「社長、セクハラやめてください！
毎日ムラムラしてるんです！
って…………ああああ！」ライラさんは頭をかかえた。
「抱いてもらってぇ、ムラムラ解消してくださぁい。」
「やめてーー！」
完
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