おみやげをあけたら

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おじさんはひとつ前の町に戻りました。 そこで今まで通ってきた町の、たくさんの話をしました。 子どもたちの目はどんな星よりもきらきらして、遠まきに見ていた大人たちはいつの間にかおじさんと子どもたちを囲んで、わくわくした顔をしていました。 「遠くへ行ってみたい」 子どもも大人も、口をそろえて言いました。 おじさんは嬉しくなりました。 おじさんはふたつ前の町に戻りました。 みっつ前の町でも、よっつ前の町でも、今まで通ってきた町の話をしました。
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