あなたと

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あなたと出会ったのは中学三年の頃、最初はただ席が前後にあっただけで、ただの話相手だった。気づけばなんでもない時でもよく話していた。 君を好きだと気づいたのは二学期の中頃、自分は気がつけば君の姿を追っていた。何度も何度も、そのおかげでその分板書を見逃した。 君が別の人が好きだと気づいたのは三学期に入ってまもなく、そいつは自分の近所の友達だった。お互い別々だが私立の推薦を取り暇を持て余していた時。君が友達と話してるのを聞いた。それから君をからかったりした。 卒業したあと、たまに同じ電車で乗るときいつも自分はどきっとした。そいつとは同じ高校だった。君にそいつの写真を送ったりしたりした。でも自分はいつもモヤモヤしていた。 それでも自分は君が好きで好きで仕方がない。
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