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「クリスマスプレゼント」
「……わ、ありがとうございます」
ちょっと驚いたような、嬉しそうな笑みを浮かべる青砥さんに、自分の表情も緩んでいく。
「あの、私も準備してあるので、ちょっと取ってきても良いですか」
せかせか降りようとする彼女の手を止め振り返らせて、再びキスをする。
「塩瀬さんとのキスは……毎回緊張します」
「ごめん、嫌かな」
「いえ、すごく嬉しいです」
眼前で目が合い、気まずくなる恐れがあり身を引こうとしたら、青砥さんの方が頬にキスをしてきた。
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