『エピローグ』

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 そう言いながら、せかせか中に戻って行った青砥さんの小さな後姿を見て、また優しい気持ちになる。  青砥さん、料理も上手で家庭的なんだろうな……。  俺は再び戻ってきた青砥さんの手に持たれたプレゼントの小包と、愛らしい便せんの手紙を見た瞬間、笑顔を堪えきれずに片手で口元を覆った。 「ごめん、めちゃくちゃ嬉しい」 「気持ちをストレートに伝えるのが苦手なので、家に帰ってから読んで下さい」
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