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家に戻って、このことをお母さんに言った。
「でねでね!わたしが手をぱーってふったら、いきたりめのまえでかみなりがぴかーってなったの!」
「そうなのね…たぶん、みゅーちゃんは魔法を使えるようになったのだと思うわ。」
「まほう…?」
「魔法っていうのは、自分の中に魔力がないとできないの。その魔力を使って、火とか雷とか、色んなものを出せるのよ。」
「へー!まほうってすごーい!もっとたくさんのまほう、つかえるようになりたい!」
「そうねぇ…私もちょびっとだけ使えたから…魔法の本を持ってた気がするわ…」ガサゴソ…
「あ、あった。はい、みゅーちゃん、これを読んで勉強すると、沢山の魔法を使えるようになるわ。」
「わーいっ!わたし、これよんでたくさんべんきょうする!」
心結はそう言うと、自分の部屋へ戻って行った。
「みゅーちゃんは気になったものとか、自分のための事になると人一倍勉強するのよね…将来について心配する必要はなさそうだわ。ちょっと元気すぎるのが不安だけど…」
と、母親は安心していた。
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