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それから時が流れ、今の心結は自由自在に魔法を使いこなしていた。
「それ!」「やぁ!」
ステッキ1つで自由自在に魔法が使えることにとても楽しさを覚えていた。
彼女は呪文の要らない、簡易的な魔法を中心に勉強した。厨二病っぽく思われるのが嫌だったからだ。
おかげでステッキ1つで、炎、雷、雨。なんでも出せる。
「ふぅ、たのしかった~。さ、練習するぞー!」
最近彼女は「もっと高火力な魔法をつかえるようになりたい」と思い、呪文系の魔法も使うようになり始めた。
「──────تاناواناما هو شخص عنيد ، وسانانايا هو عنيد.」
一般人には到底理解できないような言葉で呪文を唱えると…
ピカッ!ゴロゴロゴロゴロ!!!
さっきとは比にならない強さの雷が落ちた。
「うにゃ!?やっぱりビックリするなぁ…」
その後も彼女は、沢山の呪文を使い、炎、水など、様々な魔法を出していた。
「ふう、さて、今日はこんぐらいでいいかな、みんなを起こしに行こう!」
───心結は家路を駆けていった。
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