初めての春

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初めての春

話は7年前の4月へとさかのぼる…。 入学式が終わり、私は教室へと向かい席に着席する。番号順だ。 とりあえず、私は横に居た女の子に話しかけてみた。昔の事なので何を言ったかまでは覚えていないが…。 最初はみんな慣れていなくて、話しかけるので精一杯だった。 しかし、 小学校生活が始まり、約1か月ほど経った頃だろうか。私より出席番号が二つ後の女の子に対するみんなの態度に変化が表れた。 そう、みんなその子を避け始めたのだ! その子の名前は、「鈴木美波」。 体が丸く、運動もできず、勉強も出来ない、いわゆる、いじめられっ子だった。 「おい、鈴木!お前にここは通さないぞ!」最初はその程度だった。 しかし、またその数ヶ月後に私より出席番号が1つ後の男の子、「白金ゆうた」が、美波ちゃんのスカートを下ろしたのだ!!
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