タナボタ婚！

好機到来

男性の方が明らかに多いパーティーで毎回つまらない。
良かったら一緒に来ませんか？というゆきちゃんからの誘いを受けた千鶴。

それなのに参加を悩んでいるという話を聞かされた私は、一体何を悩む必要があるのか。

千鶴が行かないのなら私を行かせてほしい。
いや、参加するにしても私も一緒に連れていってほしいと土下座する勢いで懇願し、半ば強引に帯同させてもらうことになった。

玉の輿に乗るには絶好のチャンス。
こんな好機を逃してなるものか。

待ちに待っていた、いや、待ち焦がれていたお金持ち王子をゲット。

このパーティーでの私の目的は、ただそれだけだ。