愛の物語

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あっ、そうそう、あとはね…ん? 本当にベレシートまでタイムスリップしたのかって?もう、だから言ってるじゃない。わたしは特別な力を持っているのよ。…だからね、もう少しだけ、このわたしの物語に付き合って下さいね。 なんせ、わたしが居るここは寂しところなの。 それじゃあ続けるわね。はじめて人間が生まれた時のお噺で、語りたい大切なことがあるの。大丈夫よ、別に忘れたわけではないわ。イブのこともちゃんとお話しますよ。イブは神様が最初に創った女性。お母様のような人のことよ。 神様はね、イブを創るのになんとアダムの肋骨を使ったの。アダムが肋骨を抜き取られる様子は怖くて見てられなかったわ。でも、アダムったら、平然としているの、だからびっくり。でもきっと、アダムは大切なイブを創って貰うためなら、肋骨の一本や二本抜き取られるくらいヘッチャラなのね。それはお父様が注ぐお母様への愛を見ていたら、わたしにだって分かったわ。
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